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ハーバード大学の公衆衛生の研究者たちが、「自炊」に関連する研究について、興味深い報告を出しました。それは「自分で料理をする人は痩せやすい」というものでした。

この研究では、計10万人を約25年間に渡って追跡したデータベースを分析。その結果を国ごとに比較すると、料理をしている時間が長い国ほど、肥満になりづらいということが分かりました。

ここから推測されることは、外食で提供される料理や、コンビニ弁当などの加工食品には、太りやすい何かが入っているということです。

 

■自炊はハードルが高い…という人に勧めたい「一汁一菜」


実は、私もここ最近、料理をするようになりました。そこで分かったことは、自分で料理をすると、外で食べるものは味付けが濃いであるとか、食べる量が多かったんだと気づくことが多いのです。

しかし、自炊は手間もかかるし、特に独り身の人にしてみれば1人前を作ろうとしても、つい作りすぎてしまう不安がありますよね。私もかつては、そう思っていましたが、最近ある本に出会って、考えが覆りました。

それが料理研究家の土井善晴さんが上梓された『一汁一菜でよいという提案』です。

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『一汁一菜でよいという提案』(土井 善晴/グラフィック社 出版)

 

この本で土井さんは、食事には味噌汁とご飯、そしてお漬物さえあれば十分だと提唱されているのです。そして、特に衝撃的だったのが、味噌汁の作り方でした。

 

■簡単! 1人前の味噌汁を作る方法
 

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土井さんが著書の中で提唱されている、1人前の味噌汁の作り方は、お椀1杯の水を鍋に投入し、沸騰したら好きな野菜や肉を入れて、火が通れば味噌をいれて完成という、実にシンプルなもの。

野菜は何を入れてもよく、ベーコンやハムといった好きな具材と一緒に煮込めば、そこから出汁がでます。

だから、わざわざカツオや昆布でダシをとる必要はなく、味噌を入れれば、具沢山味噌汁の1人前があっという間に出来上がるというわけです。

水の量が「お椀一杯」でいい、というのも簡単&衝撃的ですよね。

 

■料理へのハードルを下げることが習慣化につながる
 

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ダイエットをする上で重要なことのひとつが「習慣化」です。無理なダイエット方法を続けようと思っても、習慣化して継続しなければ意味がありません。
自炊にダイエット効果があるとしても、レシピを考えるのも大変ですし、そもそもレシピ自体を知らないという人も少なくありません。このように、ハードルが高いと習慣化はまず難しいでしょう。

しかし、土井さんが提唱される、具沢山味噌汁の作り方を読んだ瞬間、「これなら出来る」と思い、早速試してみると本当に簡単に出来てしまいました!

仕事が終わった後に家で料理をするとなると、少し億劫に感じてしまうものですが、これなら本当に楽にできてしまいます。

また、味噌汁を食事に取り入れるということは、以前紹介した「舌痩せ」につながります。旨味で締めて、満足感で終わらせることで、我慢せずに食事の量を減らしていくことができます。

 

気づいたら痩せていたというのが、一番効果的なダイエット方法です。
先日、私も『ノーリバウンド・ダイエット』を上梓いたしました。この本でも味覚を変えることの重要性などを書いていますので、ぜひ併せてお読みいただければと思います。

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『ノーリバウンド・ダイエット』(石川 善樹/法研 出版)