夏は、服も薄手になり露出も増えるため、ダイエットをしようという人が多い季節ですね。

しかし、これまでもお話してきた通り、ダイエットは短期間で痩せることよりも、“痩せたまま”でいることが重要です。痩せたままでいるための準備が出来ていないと、運動や食事制限をがんばって痩せても、かえってリバウンドしてしまうことに……。

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痩せたままでいるためには運動をするか、食事内容を見直すか、このどちらかが必要です。しかし、多くの人は「あまり運動はせずに、食事も同じ内容で痩せたい」と願っているのではないでしょうか?

今回はそんな方に、どちらの負担もなく出来る「舌痩せ」について紹介していきます。

 

■基本の基は「コース料理」

極度な運動もいやだし食事内容もいつも通りがいい、となった場合、食事の仕方を変えるしか”痩せたまま”でいる方法はありません。

そこで実践してほしいのが、「食べる順番」を変えるということ。

これをお読みの方の中に「三角食べ」をされている方はいませんか?

ご飯やおかず、味噌汁などを順番に回すように食べる「三角食べ」。学校や家庭では、「良いこと」だと教わってきたと思いますが、実はダイエットする上では、一番良くない食べ方なのです。

ではダイエットに一番いい食べ方は? というと、それはコース料理なんです。コース料理では、食事は一度に全て出るのではなく、ひとつひとつ順番に出てきます。それと同じく、普段の食事でも、三角食べをするのではなく、ひとつの料理を食べてから次の料理と食べ進むと良いのです。

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最初に食べるのはサラダなどの「野菜」です。野菜を先に食べることは、糖の吸収を抑えるのに効果があります。これは多くのダイエット理論でも、耳にする機会が多いと思います。

次に食べるのが、肉や魚などの「おかず」、そしてその次に食べるのが「お米・パン」です。つまり、ご飯やパンは、おかずと一緒に食べるのではなく、別々に食べる方がいいのです。例えば、牛丼屋さんでは「牛丼」ではなく「牛皿」を注文し、先に牛皿を食べましょう。

この順番を試してもらうと分かりますが、おかずを食べたあとにお米やパンを食べると、普段よりも量が食べられないことに気づきます。そして、もうひとつ気づくことが、俗にいう「ご飯がすすむおかず」というのは「味が濃い」ということ。

これまでは、お米やパンで“おかずの味の濃さ”を和らげていただけだということに、順番を守ることで気づくことができます。これが「舌痩せ」の第一歩です。

 

■一番重要! 最後に食べる「汁もの」が「舌痩せ」のキモ

ここまで、食べる順番を「野菜→おかず→お米・パン」と解説してきましたが、一番重要なのが最後に「汁もの」を飲むということです。

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味噌汁やお吸い物といった汁ものは、基本的に「旨味」が効いています。この「旨味」を最後に味わうことで、食事の直後に満足感を得ることができるのです。なお、味噌汁はできることなら減塩のものを選びましょう。

この順番で食事続けていると満足の基準が、食べる量や味の濃さではなく、「旨味」がいかに得られるかということに変わっていきます。つまり「舌痩せ」とは、痩せやすい食事とはどんな味なのかを舌に覚えさせ、味覚の基準を少しずつ変えていく、ということなのです。

「入の野菜、〆の汁もの」を徹底して行っていけば、食事の量も減り、味の濃さに気づくことができるようになります。そして、お菓子などの間食への興味も薄まってくるなど、食事の摂り方に変化が現れます。その結果として「舌痩せ」ができてくるようになります。

時間がないために、コンビニで食事を買うという方もいると思います。この場合も、「ゆでたまご→おにぎり→カップみそ汁」といった順番で食べるだけでも十分効果があるのです。やってもらうと分かりますが、実はこれだけでも満足感は十分得られますよ。

 

■「舌痩せ」で無理せずに痩せやすい身体に

ダイエットをする上で一番良くないのが「ガマン」するということです。痩せられない人は、食事をガマンしたり、苦手な運動をしたりなど、無理をしても続きません。「舌痩せ」を実践すれば、自分ではガマンをしているつもりがなくても、食事の摂り方自体が変わっていくので、自然と痩せやすい身体になります。

過度なダイエットをする前に、まずは食事の順番から変えていきましょう。