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みなさん初めまして。今回連載を担当させてもらうことになったスポーツ栄養士で大学助教の杉島有希(すぎしまゆうき)です。

 

 

私の専門は「スポーツ栄養学」という分野なんですが、みなさん聞いたことありますか?

 

特に日本ではまだまだ発展途上の新しい学問。「スポーツ栄養士」という資格も数年前にできたばかりの資格なので、「何やってる人なの?」と思われるかもしれませんね。

 

私の仕事を一言で言うと。。。「スポーツをする人の栄養管理のスペシャリスト」です。普段は大学にて教壇に立つ傍ら、スポーツ栄養士として、サッカー、ラグビー、ボクシング、レスリングなど、約300名の選手に対する栄養学的なサポートを行っています。

 

そんな私が最も得意とする分野がウエイトコントロール!増量と減量です。

 

企業との共同研究にて、ダイエットサプリメントの臨床試験を担当するなど、研究開発に携わってきた経験を活かし、スポーツ栄養学の観点から、正しいダイエット情報、効果的な減量方法について、ご紹介していきたいと思います。

 

第一回目のテーマは「間違いだらけのダイエット」。無理な食事制限や特定の栄養素を極端に減らすダイエットなど。

 

テレビや雑誌で話題のダイエットには思わぬ落とし穴があることを知っていますか?

これらは、ダイエットに対するある重大な勘違いによって引き起こされています。

 

それは、肥満の定義に隠されています。みなさん肥満とは一体何でしょう?

 

たぶん一番に思い浮かぶのは、お腹が出ていたり、見た目がポッチャリしている人ではないでしょうか。

じゃあ、それを判断する基準は何ですか?おそらくほとんどの人は体重で太った、痩せたを判断しているのではないでしょうか。

 

これが大きな間違いです。

肥満とは単に体重が重いことではなく、身体に過剰に体脂肪が蓄積した状態のことを言います。もちろん体重も大事ですが、必ず中身も確認しなければならないのです。

 

「いやいや、そんなこと分かってるよ!」という声も聞こえてきそうですね。そうですよね、最近では、家庭用の体脂肪計もたくさん発売されていますし、「ちゃんと体脂肪も落ちてることを確認しています!」という人もいるかもしれません。

 

でも、注目すべきは体脂肪だけではありません。大事なのは除脂肪です!

除脂肪とは、脂肪以外の組織、骨、筋肉、内臓、水分などのこと。減量中でも減らしたくない部分です。ダイエットをすると、必ず脂肪とともに除脂肪も減少しているんです。

 

そして、この除脂肪が減るということは代謝が下がることを意味します。

 

あれ?ダイエットしてるのに?減量に成功したのに?

 

そうです。減量前より確実に痩せにくい体になっています。リバウンドや停滞期の大きな原因の一つです。

 

「じゃあどうしたらいいの?」ということで、私の出番です(笑)。

次号では、「脱リバウンド!!」というテーマでお話します。