sugishima03

今回は、前回に引き続き脱リバウンドについてお話します。

リバウンドのもう一つの原因である「基礎代謝量の低下」です。

 

私たちは、何もしていない安静状態でも、呼吸をして、体温を維持して、心臓や肺を動かすためにエネルギーが使われています。この生命を維持するために必要とされる最低限のエネルギー消費のことを基礎代謝といいます。

 

基礎代謝は1日のエネルギー消費の約60~80%を占めています。かなり高い割合ですよね。『基礎代謝量が高い=何もしていなくても消費されるエネルギー量が多い』ということになります。そして、基礎代謝は体格に依存しているので、体が大きい人ほど値が大きくなります。

 

つまり、ダイエットによって、体重が減少すると確実に基礎代謝量も低下するんです。

 

よく「減量しても筋肉が減らなければ、基礎代謝は低下しない」というような表現を目にしますが、これは嘘です。残念ながら、脂肪が減っても、除脂肪が減っても基礎代謝は低下します。

つまり、体重は落ちていき、理想のカラダに近づいているはずなのに、それと同時に徐々に痩せにくい体になってしまうのです。

 

もしも、この状態になってしまった時、前回お話した過食と組み合わさるとどうなるでしょうか・・・? 確実にリバウンドします。

 

また、減量に成功した後、過食とまではいかなくても「あとは維持すればいいだけ♪」と、運動を止めてしまったり、食事量を徐々に増やしたり、もとの食生活に戻してしまう人がいます。減量後は基礎代謝の低下に伴い、トータルのエネルギー消費量も低下するので、当然それに見合ったエネルギーバランスを考えなくてはなりません。

 

減量成功はゴールではないのです。これを維持するために食事と運動によるエネルギー調整が引き続き必要不可欠なのです。

 

さらに、減量による基礎代謝の低下は、ダイエットの方法によって大きな差が出るんです。

 

極端な食事制限ダイエットをすると、短期間で大幅に体重は減少しますが、脂肪とともに除脂肪も減少します。運動を取り入れずに、食事のみでダイエットをした場合は、さらに除脂肪の減少量が大きくなります。

 

脂肪が減っても除脂肪が減っても基礎代謝は低下するとお話しましたが、実は脂肪と除脂肪では基礎代謝の寄与率に大きな差があるんです。

 

個人差はありますが、除脂肪のうち筋肉のエネルギー消費量だけでも基礎代謝の約20%を占めています。その他の除脂肪組織である、肝臓、脳、心臓、腎臓などの内臓で約60%。それに対し、脂肪のエネルギー消費量は4%ほどしかありません。

 

つまり、除脂肪の減少量が大きいほど、基礎代謝の低下率も高くなってしまうんです。

 

脱リバウンドのためには、食事だけではなく、必ず運動と組み合わせてダイエットすることの重要性がご理解いただけたでしょうか?