tomohiro18


みなさんは「腸内フローラ」という言葉を聞いたことがありますか?

 

我々のお腹の中にはなんと100兆もの細菌が住んでいます。その腸内細菌は人間が摂取した物をエサにして、互いに戦いそして助け合いながら、小宇宙、すなわち生態系を確立させています。


これは腸内細菌叢(さいきんそう)というものですが、1つ1つ個性を持つ腸内細菌たちが腸の中で咲き乱れている様子は、さながらお花畑=フローラのようだということから、腸内フローラとも呼ばれています。

 

欧米や中国では莫大な資金を使い、この腸内フローラについて国家レベルでの研究を始めていますが、日本ではまだまだ遅れているのが現状です。

そんな中で、2013年9月ワシントン大学教授のジェフリー・ゴードンさんが世界的に権威のある科学雑誌サイエンスに、世の中をひっくり返すような衝撃的な論文を発表しました。

 

その内容とは“腸内細菌の乱れが、肥満体質の原因になる”というものです。

簡単に言うと「全く同じ食事量を摂取していても太る人と痩せたままでいる人がいる」という、この摩訶不思議な現象の、その原因の一部が判明・解明されたということなのです。

 

この解明のために行われた実験はこうです。

ゴードン博士の研究チームはまず無菌マウスに、痩せている人の便と太っている人の便を移植し、痩せ菌ネズミとデブ菌ネズミを作りました。そしてこの2つのグループをおよそ1ヶ月間ほぼ同じ食事と運動量で育てました。するとなんとやせ菌ネズミはそのままなのに、デブ菌ネズミは脂肪がどんどん増えて太ってしまう、という結果になりました。

 

これはいったいどういう事なのでしょうか?

 

注目するべきは、やせ菌ネズミは「そのまま」であったのに対し、デブ菌ネズミは「脂肪がどんどん増えて太ってしまった」ということ。

つまり、肥満ネズミ(肥満の細菌叢)には肥満に導く菌がいるわけではなく、肥満を防ぐ菌が少ない(いない)ということがわかったのです。

 

では、肥満フローラはどうすれば一体痩せ菌フローラになるのでしょうか?

 

こちらは次回詳しく説明します!お楽しみに!